
PMSとは月経前症候群( Premenstrual Syndrome)『排卵後から生理直前の時期』に様々な体と心の症状が出て、生理が来たとたんに落ち着く症状のことです。
女性の7~8割の人が、程度の差こそあれPMSの症状を経験していると言われています。
具体的な症状は
・下腹部痛・腰痛・頭痛・めまい・吐気・むくみ・便秘・ニキビ・肩こり・手足のしびれ・ほてり
・イライラ・八つ当たり・些細なことが気になる・気分の落ち込み・意欲低下・集中力低下
・不眠・理由もなく泣いてしまう・過食・甘いものばかり食べ過ぎるなど・・・沢山で様々。
これらはPMSでなくても起こりうる症状だったり、区別がつけにくい症状も多いです。
なので「生理が来た頃症状が落ち着くかどうか」が判断材料になります!!
イライラが止まらず、つい家族に八つ当たりしてしまっていたのに生理が来たくらいにイライラが落ち着くなんてケースはPMSかもしれません☆(全てがPMSとは限らないので症状が続くとか、経験ないような辛い症状は病院で診てもらったほうがいい場合もあります)
原因ははっきり解明されていない部分もありますが黄体期に分泌されるプロゲステロンが関係していると考えられています。
エストロゲンとともに妊娠に備え毎月卵巣や子宮をきちんと機能させる役割を担っています。
排卵後に分泌量が交互に上昇し、妊娠成立しなかった場合一気に減少します。
プロゲステロンの急激な増減は
・視床下部に影響し様々な心身のコントロールが難しくなる(視床下部は自律神経系の循環器系や消化器系、免疫や感情などを司る部分)
・脳内のセロトニン分泌に影響し不安や怒りを抑えられなくなる(セロトニンは睡眠や精神安定など感情をコントロールしてくれる役割があります)
そして心身の様々な症状につながると考えられています。
ホルモンの影響によって毎月心身の状態が変化するのことは異常ではありません。ですが症状が強く出る方にとって辛い時期になってしまいます。
対処のコツは
①まず自分のリズムと心身の変化を把握する
記録していくと、心の変化や体調の変化のリズムが見えてくることがあります!!
このリズムが把握できるだけでも自分の気持ちがちょっぴり楽になれたりします
『生理前だから胸のハリが出てくる頃だ、ゆっくり過ごそう』とか
『イライラするのは女性ホルモンの影響だから仕方ない♪』と思える!!
②そして少しだけその時期は睡眠時間を長めにとったりリラックスできることをする
これがPMSの対処法のオススメです‼︎=女性ホルモンの変化によるリズムと上手に付き合っていくことにつながるかと思います☆
最後に。旦那さんや彼に当たってしまうという方へ
男性は女性ホルモンによる変化を知りません。
なので男性からするとわけも分からずに八つ当たりされてしまっては、
どうしてあげたらいいか分からなくて困ってしまうかもしれません。
もしくは喧嘩に発展しまうかもしれませんし、女性が自己嫌悪になったりします。
伝えられるのであればきちんと伝えるのもお互いのためにいいのかなと思います☆
『生理前になんだかイライラする傾向にあるんだよね』
『生理前は体調が悪くなるんだ』とかどうでしょうか??
少しでも男性の理解を得られるとさらにPMSと付き合いやすいのかなと思います!